ひげなしおやじのひとりごと

田舎暮らし、旅と粘土遊び

怖い話

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いよいよ冬が近づき火が恋しくなってきた。薪ストーブに火を入れ、友からの差し入れの芋を焼き、ほうばる、

そして柳田国男の「遠野物語」を読みながら、少し長い薪を切ったり割ったり、山仕事を思い浮かべて至福の時を送る。

遠野物語には東北の山村で伝え聞いた、山奥の奇怪な話が多数出てくる。おやじも子供の時「キツネに騙された話」をよく聞いたものだ。法事の帰りにご馳走を片手にひとりで、河原を歩いていると動けなくなった、とか死者が埋められているサンマイを、通りかかると足を取られて動けなくなったとかである。

実際おやじも学校で村の青年団の演芸会を見ての帰りに、サンマイの横を通ると火がチラチラしていたことを見たことがあった。雨の降る真っ暗な晩であった。当時は土葬で死体を埋めると、獣が堀り返した骨が雨に当たり、リンが燃えるとの話であった。怖くてそこを走り抜けたものだ。

遠野物語を読みながらそのことを思い出した。当時を振り返ると良き時代であった。昔は青年は「度胸試し」をしたそうだ。

サンマイに一人で出向いて、持っていった杭を打って帰って来る競技で、ある男は杭を打ち込んだがどうしても体が動けなくなったそうだ。自分の着物の裾も一緒に打ち込んで焦れば焦るほど、抜けなくなったとの言い伝えも聞いたものだ。なんとも怖い話、今の世では滑稽だが、当事者にとっては大きな生死に関係することであったろう。

先日、長野の駒ヶ根で「かっぱ記念館」を訪れたときもこんな話が伝わっていることを知った。昔にはあちこちによくあった話である。

ひとりで火を眺めながら、こんなことを想像するのも秋の夜の楽しい過ごし方でもある。
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だべりおやじ

Author:だべりおやじ
「だべり小屋」主宰
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2、気を遣わない人
3、義理欠く人
4、マイセルフの人
心身ともに、ころもを脱いでお入りください。

 「だべり小屋讃歌」    
    益田兼大朗 作詞作曲  
1、夕日が落ちて 吹く風が
  やさしくつつむ 夕暮れに
  おいで集まれ みんな来い
  明日の夢を話そうよ
  若狭瓜生の だべり小屋
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  これからは これからは
   あなたも 私も
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2、3, 略

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