ひげなしおやじのひとりごと

田舎暮らし、旅と粘土遊び

大つごもり

おおつごもり2   おおつごもり



『大つごもり』だ。この声を聞くと樋口一葉の短編小説を思い浮かべる。

昔はこの日までに掛けで買ったものを決済したのであった。

オヤジも起業してから、はじめのうちは銀行で仕込まれたとおりに、毎月末までに請求書を出して資金の余裕を考えたものだ。

しかし田舎は「盆暮れ決済」の慣習がまだ根強く残っていたので「あいつはさすがに取立てが厳しい。あのような商売では長続きはしない」とまで言われたものだ。だが売ったものは回収するのは当然だ、なんと言われようが毎月請求を貫く、と押し切ったものであった。

それほどに田舎での商いは大変であった。田舎ではよほど資金を持っていないと事業はできないのであった。

特に造り酒屋はほとんど一年間を掛売で過ごしたから莫大な運転資金が必要であった。だから田舎の金持ち連中は資金の運用のために酒、味噌、醤油の醸造を生業としたのである。だが

時代は変わって、その人たちは都会の大手醸造会社に「未納税移出」(通称 桶売り)として一括販売してきた。それがアダとなって利益率は激減、地方の酒屋は全滅に近いほど姿を消したのであった。旧態依然の商法は長続きはしなかったのである。

ある大きな飴屋さんも今日で創業数百年の店を畳むという。世の流れは厳しい。のんびりと大つもごりを過ごせるありがたさをかみしめているオヤジがここにいる。

今年も駄弁を労してどうにか続けてきましたが、ご愛読を賜りありがとうございました。

熱烈感謝 ”謝々”
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だべりおやじ

Author:だべりおやじ
「だべり小屋」主宰
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1、あつかましい人
2、気を遣わない人
3、義理欠く人
4、マイセルフの人
心身ともに、ころもを脱いでお入りください。

 「だべり小屋讃歌」    
    益田兼大朗 作詞作曲  
1、夕日が落ちて 吹く風が
  やさしくつつむ 夕暮れに
  おいで集まれ みんな来い
  明日の夢を話そうよ
  若狭瓜生の だべり小屋
  呑んで歌って また呑んで
  これからは これからは
   あなたも 私も
  仲間同士になりました

2、3, 略

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